08 成果事例 「知」の集積と活用の場から生まれた成果事例をご紹介します。
ス由来コリンエステル(アセチルコリン)を関与成分とした
機能性表示食品を開発
ナスは栄養成分や機能性成分が乏しく、 科学的エビデンスによる高付加価値化や需要喚起は難しいと考えられてきました。そこで、 今回、ナス由来コリンエステル(アセチルコリン)を関与成分としたサプリメントを開発し、実証販売を開始しました。(現在、 機能性表示食品として届出審査中)ナス生産者の収益アップにつながる取組として期待されています。
所属プラットフォーム
健康長寿社会の実現に向けたセルフ ・フードプランニングプラットフォーム
株式会社ウェルナス
03-6822-3107 mkoyama32@wellnas.biz
信州大学農学部中村研究室
0265-77-1638 knakamu@shinshu-u.ac.jp
ンザケに米を食わす
~飼料米を利用したギンザケ用配合飼料~
世界的に、 養殖用飼料の価格が高まる中、従来の配合飼料に2~3割含まれる輸入小麦を国産飼料米に置き換えたギンザケ用配合飼料を開発しました。 宮城県産の飼料米を使うことで、ブランドカをさらに強化。この配合飼料で養殖された宮城県産ギンザケは、東京駅・仙台駅(JR東日本)で「みやぎサーモン」ブランドの押し寿司として販売されています。
所属プラットフォーム
水産増養殖産業イノベーション創出プラットフォーム
水産研究・教育機構 東北区水産研究所 宮古庁舎
沿岸漁業資源研究センター
0193-63-8121 nikaidoh@fra.affrc.go.jp
壌病害抑制植物と抑制微生物資材の組み合わせで、
ダイズ収量アップ
ダイズの土壌病害が蔓延し、収量・品質の低下が問題となっています。このため、ダイズの土壌病原菌の増殖を抑制するBacillus属細菌を鶏ふん堆肥と混合して微生物資材(特殊肥料)を開発し、 試験販売を開始しました。
現在、微生物資材の低コスト製造技術を開発中で、殺菌作用を持つ病害抑制植物と組み合わせた土壌病害軽減技術も検討しています。
所属プラットフォーム
土壌伝染性ダイズ病害の生物的防除研究開発プラットフォーム
秋田県立大学 生物資源科学部
土壌環境学研究室
018-872-1610 t_sato@akita-pu.ac.jp
の潤い効果が期待される、新しいチーズの開発
一般的に、プロバイオティック機能を持つ乳酸菌は、チーズ製造には向かないとされてきました。農研機構が保有するチーズ製造用の乳酸菌H61株には中高年女性の肌の保湿に有用な効果があることが報告されています。今後、この乳酸菌を活用した、プロバイオティックチーズの製造が期待されています。
所属プラットフォーム
健康長寿食品研究開発プラットフォーム
農研機構畜産研究部門 研究推進室(広報)
029-838-8292
https://www.naro.affrc.go.jp/inquiry/index.html